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パナソニックH、大阪でCRE活用のホテル

「ホテルアビターレなんばウエスト」イメージ

 パナソニック ホームズ(株)は26日、宿泊施設「ホテルアビターレなんばウエスト」(大阪市浪速区、総客室数78室)を開業した。

 大阪市高速電気軌道(株)(Osaka Metro)が保有する企業不動産(CRE)を活用。パナソニック ホームズが建物を建設し、子会社のパナソニック ホームズ不動産(株)が一括借り上げして宿泊施設として運営する。大阪市の特区民泊制度を活用することで、住居用建物と同様の容積緩和を受け、容積率上限まで建築することで収益性を高めた。

 OsakaMetro千日前線「桜川」駅より徒歩約1分。敷地面積約502平方メートル。建物は鉄骨造地上14階建て、延床面積は2,970平方メートルで、同社が建築した既存の特区民泊物件の中では最大規模となる。

 将来的な賃貸住宅への転用も見据え、待ち合わせコーナー等を共用部として活用できるようにしている。各客室にはキッチン、バス、リビングも設けた。1室当たりの面積は31~36平方メートル。最大4人まで宿泊可能で、ファミリーやグループでの利用にも対応する。

 ベッドはシモンズ社製を採用。エントランスには約3,000冊のコミックスや雑誌を用意する他、テントや大型スクリーンを備え、家族で非日常を満喫できるグランピングルーム(5室)も用意した。


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