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「エアロテック」に加湿機能を搭載/地所H

「エアロテック」の仕組み
加湿システムの仕組み

 三菱地所ホーム(株)は26日、医療機器メーカーの日機装(株)が開発した加湿機能を搭載した全館空調システム「エアロテック」を発売した。

 2020年10月に、日機装の深紫外線LEDを採用しウイルス対策を強化した「新・エアロテック-UV」を開発していた。今回は協業企画2弾目。エアロテック室内機と別に、深紫外線LEDによる水除菌モジュール「PearlAqua(ペールアクア)」を搭載した「加湿システム」を機械室内に設置し、エアロテックのダクトを通じて加湿。室内の乾燥状況に応じて、加湿量を自動コントロールして、冬期の室内湿度を40~50%程度になるように制御し、過乾燥・過加湿を抑える。

 住宅内やダクト内で過加湿による結露が発生しないよう、エアロテックと連動して暖房運転時以外は加湿運転しないよう制御。加湿に使用する水はモジュールを通過循環させ、ぬめりの原因となる菌やウイルス等を除去する。また、自動で1日1回タンク内の水を交換、ポット内の水をすべて排水して、内部を乾燥させる機能を設けた。メンテナンスは年1回で済む。

 販売価格は、加湿システムのみで55万円(税込み)、同システムを搭載したエアロテックが344万5,000円(税込み)。年間のランニングコストは、延床面積149.05平方メートルで、5万6,200円程度を見込む。


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