野村ホールディングス（株）と野村不動産ホールディングス（株）は13日、不動産ファンド事業を共同運営する資産運用会社の設立・運営に関する基本合意書を締結した。
不動産ファンド事業のプライベート分野をメインに、両社の知見と投資家ネットワークを最大限活用。両社にとって新たな投資領域の事業化を目指す。
野村HDにとっては、野村不動産HDの持つ不動産ファンド運用ノウハウを活用して投資家に提供する実物資産運用商品の拡充などに期待できる。また、野村不動産HDにとっては、野村HDの持つ顧客基盤を活用して国内外の機関投資家や個人投資家へのアプローチを強化。さらに、法人顧客へのCRE活用提案など事業機会の増加を通じて不動産ファンド事業を進化させる機会となる。
新会社の出資比率については野村HDを過半とする予定。最終契約の締結は22年7月、22年度上半期中に新会社を設立する予定。