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駅直結の大規模都市公園、大阪に

「(仮称)うめきた公園」完成イメージ

 三菱地所(株)を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は16日、うめきた2期地区開発事業(大阪市北区)において、「(仮称)うめきた公園」の工事に本格着手すると発表した。

 計画地はJR「大阪」駅前。敷地面積は約4万5,000平方メートルと、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大規模となる。隣接する民間宅地(オフィス・商業施設・ホテル・分譲住宅等)を含めた植栽計画等を行ない、公園と宅地がシームレスにつながる空間作りを行なっていく。

 南北それぞれの公園の中心に位置する緑地空間の周縁に、イベント開催の拠点となる「大屋根イベントスペース」のほか、カフェ・レストラン棟、運動・健康に関するプログラム等を提供する「スポーツキューブ」、新たな製品やサービス等を展示する「ネクストイノベーションミュージアム」、多目的スペース「みんなのキューブ」、屋内外のアクティビティを提供する「エデュテイメントキューブ」など、地域のにぎわい創出やビジネス創発、飲食機能を有する多彩な施設を配置。併せて、南北公園をつなぐ歩行者デッキも整備し、回遊性の向上も図っていく。

 また、同公園を含むプロジェクト全体で、地中熱や下水熱利用、太陽光発電設備などの先導的な省CO2技術を積極的に導入。大規模災害時には一時避難場所として開放するほか、民間宅地内の非常用発電機およびコージェネレーションシステムを用いて、公園内の一部施設へ電力融通するシステムを構築し、地域のレジリエンス強化にも寄与する。

 2024年夏頃に民間宅地および公園の一部が開業、27年春頃に公園全体が開園、27年度に全体まちびらきの予定。


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