旭化成不動産レジデンス（株）は8日、分譲マンション「アトラス神戸北鈴蘭台」（神戸市北区、総戸数105戸（公社賃貸住宅12戸を含む））の竣工を発表した。
神戸電鉄「北鈴蘭台」駅徒歩1分に立地。1972年に建設された神戸市住宅供給公社「桜の宮住宅」（公社賃貸住宅100戸、区分所有住宅5戸）と生活協同組合コープこうべ「コープ北鈴蘭台」の再開発事業（北鈴蘭台駅前地区第一種市街地再開発事業）。従前は鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建てと地上7階建て。地権者が共同して再開発会社を設立し、開発を進めてきた。同社は2018年9月より、特定事業参加者として参画している。
建て替え後は、鉄筋コンクリート造地上10階地下1階建てとなる。敷地面積は4,011.92平方メートル、延床面積は1万4,307.11平方メートル。1階には4月に「コープ北鈴蘭台」がリニューアルオープンしている。住戸の間取りは1LDK～4LDK、専有面積は47.71～86.75平方メートル。8日現在は先着順で販売している。販売戸数は12戸、価格は2,768万〜4,988万円（最多販売価格帯3,700万円台）。入居開始は6月中旬の予定。
なお、隣接する市営住宅の建替事業や神戸電鉄による駅前広場の整備と合わせ、駅にアクセスする歩行者動線の急勾配を解消するための段差解消エレベーターを設置。旧道を拡幅するとともに歩道状空地の確保、歩行者専用通路の整備なども行なった。