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タカラL、小田原駅前のマンションに高い反響

「レーベン小田原 THE TOWER」完成予想図

 (株)タカラレーベンが販売中の分譲マンション「レーベン小田原 THE TOWER」(神奈川県小田原市、総戸数190戸)が高反響を得ている。優先分譲72戸と非分譲住戸38戸を除く一般分譲対象80戸のうち、1期62戸が5月12~20日に登録受付となり、150組の申し込みを集め全62戸が完売した。

 同物件は、JR東海道線他「小田原」駅徒歩1分に立地する、地上17階地下1階建ての分譲マンション。マンション建替円滑化法を活用した小田原市の優良建築物等整備事業として、1975年竣工の住商複合ビル「新幹線ビル」を建て替えるもの。同社は、保留床の売り主となるほか、地元企業の万葉倶楽部(株) の権利床を販売するため、その販売代理も兼ねる。

 敷地面積は約2,600平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上17階地下1階建て。1~3階は、商業施設やクリニックモールが入居予定。住居は新幹線ホームとほぼ同レベルの4~17階となる。南東の中高層階住戸は、小田原城や相模湾が望める。

 住戸部分は内廊下、ワイドスパン設計。リビング天井高は2,500mm。小田原駅に面する(東側)住戸は二重窓。活水器・バブルバス、床暖房などが標準。17階はプレミアム住戸で、100平方メートル超も8戸用意した(優先分譲済み)。

 1期住戸は、1LDK~4LDK、専有面積約35~82平方メートル。販売価格は非開示だが、昨年分譲済みの他社競合物件を上回った模様。4月16日のモデルルームオープンからの来場者数は370組。購入者の4割が小田原市内在住、3割が同市を除く神奈川県在住、3割が都内在住。新幹線駅徒歩1分というロケーションの利便性と資産性、コロナ禍の郊外居住志向もあり、地元内外のユーザーに高く評価された。購入者は、DINKSとシニア層が中心で、富裕層の複数戸買いも目立ったという。

モデルルーム
建設地。手前が小田原駅ロータリー、左が小田原駅


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