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日鉄興和不、マンション居住者の健康データをクラウド管理

「cheercleミラー」のイメージ

 日鉄興和不動産(株)は22日、凸版印刷(株)が開発した生活動線からデータを収集し、健康習慣をサポートするサービス「cheercle(チアクル)」を分譲マンションに初めて導入すると発表した。

 同商品は、生活動線上の自然な動きの中でデータを収集し、クラウド上での情報の蓄積・管理を行なうサービス。洗面空間の床に埋め込み型で体組成計が内蔵されている「cheercleメーター」と、センシングと表示機能を備えたタッチパネルによる操作が可能な洗面空間向けの「cheercleミラー」を組み合わせ、毎日の生活の中で体重、体脂肪率、BMIや肌温度などを情報を測定。収集されたデータはクラウド上の「cheercleプラットフォーム」に蓄積され、同ミラーやスマートフォンで確認することもできる。

 導入する物件は、25日より販売を開始する都市型コンパクトマンション「リビオレゾン三ノ輪パークフロント」(東京都台東区、総戸数32戸、2022年11月上旬竣工予定)。三面鏡タイプの「cheercleミラー」を、単身者やDINKSをターゲットとした住戸に標準装備する。

 今回の導入は、同社のシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」で実施した定点調査において、将来不安に感じていることに「ずっと健康でいられるか」が多いことから導入を決定した。

 今後は、顧客の住まいにおける日常的なヘルスケアサービスへの関心度を調査するとともに、cheercleを通して入居後の顧客の利用データやリアルな声を取集。ニーズに基づく新サービスの開発やブラッシュアップを図っていく。


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