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六本木ヒルズ、節電と自家発電電力供給を実施

 森ビル(株)は28日、複合施設「六本木ヒルズ」(東京都港区)で、節電および自家発電電力の供給を実施すると発表した。

 政府は27日、東京エリアの電力需給がひっ迫するとして、初の「電力需給ひっ迫注意報」を発令した。これを受け同社は、「六本木ヒルズ」、「アークヒルズ」(同)、「虎ノ門ヒルズ」(同)など主要約30物件で、最大70%の屋内照明減灯や、建物のライトアップなど演出系照明の消灯を同日から9月まで実施すると発表。また「六本木ヒルズ」に設置するエネルギープラントでは、自家発電した電力のうち、6,500kW(一般家庭約1,800世帯相当)を、電力系統を通して東京ガスから日本卸電力取引所に供給するとした。

 「六本木ヒルズ」では、中圧都市ガス(天然ガス)を燃料にするガスエンジン発電機で、常時発電を実施。5台の発電機の発電出力は最大2万8,750kWとなる。過去にも、東日本大震災直後の電力供給ひっ迫時に、都内唯一の分散電源の強みを生かし、節電分および発電の余剰分を最大5,000kW(一般家庭約1,400世帯相当)、東京電力に供給している。


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