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住林他、奈良の木質バイオマス発電事業に参画

「いこまプロジェクト」イメージ図

 住友林業(株)ほか5社(※)は29日、奈良県生駒市でTJグループホールディングス(株)が行なう木質バイオマス発電事業「いこまプロジェクト」に参画すると発表した。

 「いこまプロジェクト」は、年間約10万tの木質燃料を使用し、年間約8,100万kWh(一般家庭約2万世帯の年間使用電力量に相当)を発電する発電所の建設、運営を行なう事業。発電燃料には、近畿地域で発生する木質廃棄物・未利用木材等を使用。近畿地方の需要家への発電燃料を含めた、地産地消電力の供給を可能とする。

 発電量の約75%はFIT制度(再生可能エネルギー固定価格買取制度)に頼らない非FIT電力として、カーボンゼロの電気が提供され、カーボンゼロのまちづくりに寄与していくことができる。

 運営会社は(株)BPSいこま。9社は匿名組合出資者となる。総事業費は約70億円。発電規模9,980kW。商業運転開始は2025年4月の予定。

※NTTアノードエナジー(株)、(株)長谷工コーポレーション、東京センチュリー(株)、フォレストエナジー(株)、(株)モリショウ


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