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ポラス、分譲住宅で2年連続の3,000棟達成

 ポラスグループは30日、2022年3月期決算(連結)の決算説明会を開催した。

 当期(21年3月21日~22年3月20日)は、売上高2,800億8,700万円(前期比20.2%増)、営業利329億1,000万円(同100.9%増)、経常利益334億2,800万円(同89.0%増)、当期純利益85億9,500万円(同71.1%増)。6期連続で売上高を更新し、経常利益と当期純利益も3期連続で過去最高を更新した。

 戸建分譲住宅事業は、土地の価格高騰に伴い仕入れに苦戦したものの、テーマ性の高いまちづくりが支持を得て、契約棟数は3,050棟(同5.0%減)と、2年連続の3,000棟超を達成した。マンション分譲事業は、タッチレス仕様などニーズに合ったプランの提案で、契約戸数410戸(同1.2%減)と、こちらも2年連続の400戸超となった。

 戸建注文住宅事業は、22年1月に出店した越谷のほか、柏、船橋、東浦和で展開する同社単独展示場「体感すまいパーク」での受注が好調で、契約棟数は702棟(同16.4%増)で大幅増となった。

 不動産売買仲介事業は、仲介手数料が33億5,000万円(同23.0%増)、契約件数が2,845件(同13.3%増)、取扱高は715億8,800円(同26.8%増)と増加した。店舗数は60店舗(同2店舗増)。

 次期は、売上高2,900億円、経常利益250億円、当期純利益64億円を見込む。引き続き、環境やコミュニティなどをテーマとしたまちづくりを推進。不動産会社との連携による仕入れの強化や再開発事業への参画などで、事業機会を創出する。注文住宅は、「体感すまいパーク」を活用し、土地探しから建築までのワンストップでの受注を強化していく。

 また、ポラス(株)代表取締役の中内 晃次郎氏は、「グループ第3の柱として、不動産仲介、リフォーム、賃貸管理を基軸にストック事業を拡大する」などとコメントした。人口8万人に対して1店舗のペースで出店していく。また、22年度は買い取り専門の部署を新設しており、買取再販事業も強化する。(株)中央住宅代表取締役社長の品川典久氏は「キャンプ場やホテルなど、さまざまな用途の自社保有物件の数も増やし、地域活性化に寄与したい」と話した。


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