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全館空調システムを活用、コスト抑えたLCCM

「カサートX 平屋LCCMモデル」の外観イメージ

 パナソニック ホームズ(株)は20日、建設・居住・解体のトータルでCO2 排出量をマイナス化する住まい「カサートX 平屋LCCMモデル」を発売する。

 LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅は、建設~居住~解体までのライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにする脱炭素住宅。同社オリジナルの全館空調システム「エアロハス」や平屋の広い屋根を生かした大容量の太陽光発電システムの設置により、LCCMを実現する。

 「エアロハス」は、一般的な全館空調システムと比較して、宅内給気過程の地熱利用や高断熱性能の建物に加え、高効率専用エアコンの採用等により、消費エネルギーを約26%削減。これにより、太陽光発電システムの搭載量を抑えてLCCM住宅への対応を可能とした。国の補助金を活用することで、ZEH仕様にする場合と比べて約30万円の追加でLCCM住宅仕様にできる。

 そのほか、深い軒下が室内外を自然に繋ぐ「軒下屋外テラス」をはじめ、床面を上げ下げした「ダウンフロア」や「アップフロア」、屋根裏に設ける「ロフト」等を提案する。

 参考価格は、3.3平方メートル当たり100万円台より。初年度100棟の販売を目指す。


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