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25年の経常利益23億円へ/インテリックスが初の中計

 (株)インテリックスは19日、「中期経営計画」(2023年5月期~25年5月期)に関する説明会を、集合とオンラインのハイブリッド形式で行なった。

 プライム市場への上場基準をクリアするため、同社初の中期経営計画を策定。27年の上場を目指す。

 中期経営計画では、将来の持続的な成長につながる先行投資を初年度から積極的に実施。23年5月期は7億円、24年5月期は9億円、25年5月期は15億円を投資し、新事業分野のFCビジネス、ブランディング強化、人員・システム増強を図る。「25年5月期末で経常利益23億円を目指し、27年にはプライム市場基準となる経常利益32億円を必達目標とする」(同社代表取締役社長・俊成誠司氏)。

 併せて、同社が目指す「循環型リノベーションモデル」について説明。(1)リノベーションによるCO2削減、(2)リノベーションで生活者のQOLを向上、(3)不動産取引のDX化を進め、公平・透明性を確保したリノベーションプラットフォームを実現、(4)ステークホルダーと新たな価値を共創、の4つを推進し、同モデルを構築していく。

 (1)では、省エネリノベーション「ECOCUBE(エコキューブ)」仕様のマンションの全国展開を加速化する。23年5月期500戸、24年5月期650戸、25年5月期800戸の導入を目指す。(2)については、リノベーションにより快適性と健康促進を図るとともに、多彩なデザイン・タイプを用意しQOLを向上。アフターサービスの保証期間を最長20年に延長し、転居1年後の無料点検も実施する。(3)のプラットフォームについては、リノベ物件を気軽に安心・安全に取引できる不動産直販専門サイト「FLIE(フリエ)」を運営。積極的な先行投資を行ない、買い主と売り主が直接つながるマーケットを創造する。(4)については、「エリアリノベーション」という考えのもと、ステークホルダーとともにまちや建物の新たな魅力を創出していく。

 「省エネリノベーションの加速度的な普及を目指し、グループ会社(株)リコシスを設立。4月からエコキューブのFCビジネスを展開している。100社体制を目標に、グループの安定成長を推進する事業に成長させたい」(同氏)。


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