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古本活用で「循環するライブラリ」/三井不レジ

「循環するライブラリ」完成イメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)は5日、オンラインで本の買取・販売を展開する(株)バリューブックス(長野県上田市、代表取締役:清水健介氏)と連携し、新築分譲マンションにおいて、「循環するライブラリ」サービスの提供を開始すると発表した。

 資源の循環の取り組みとして、大半が廃棄される古本を活用したライブラリーを共用部に設置。定期的に書籍の入替を行ない、本を循環させる。入居者が読み終えた本を寄贈できる本棚も設置し、他の入居者が自由に読めるようにし、一定期間を経た後はバリューブックスが買い取り、買取金を管理組合に還元する。蔵書のラインナップは、マンション専用オンラインライブラリで確認することができ、専用アプリを通じて24時間の貸出も可能。

 2022年秋頃に販売開始予定の分譲マンション「パークホームズ文京本駒込」(東京都文京区、総戸数88戸)の共用部ライブラリへの導入を予定。2層吹き抜けの大空間に約1,800冊の蔵書を収め、そのうち約1,500冊を古本から選書する。東京都港区など他の計画物件においても順次展開していく。

 なお同物件は、JR山手線「駒込」駅徒歩6分、東京メトロ南北線「駒込」駅徒歩5分に位置。敷地面積1,116.11平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。竣工は24年3月の予定。


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