YKK AP（株）は、既存住宅の断熱・耐震性能を向上したリノベーション事例を募集する「性能向上リノベ デザインアワード」の初開催を発表した。
同社は2017年より全国のリノベ事業者と協働し、性能向上リノベーションの効果を実物件で検証する「戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」を行ない、これまでに17物件を公開してきた。21年には蓄積したノウハウ・知見を生かすために「性能向上リノベの会」を発足した。
今回、理想のライフスタイルや暮らしを実現するための性能向上リノベの実例を募集し、広く周知することを目的に同アワードの開催を決めた。「これから暮らす家の新しいスタンダードをつくる」を1回目のテーマとして事例を募集。その内容を多様な視点で評価する。エントリー作品は専用サイトで公開する。
エントリー対象は断熱もしくは耐震の性能向上を行なったリノベーション物件で、20年1月1日～22年12月31日に完成したもの。一般投票と業界の有識者による投票で優秀事例を選出する。応募資格はリフォーム・リノベ事業者、工務店、設計事務所、不動産事業者など。応募期間は12月20日まで。結果発表は23年3月6日の予定。