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（株）アズ企画設計は8月31日、宮城県本吉郡南三陸町に保有するビジネスホテルの一部を、（仮称）宮城県南三陸高等学校の学生寮として活用するため、移設すると発表した。
同社は、東日本大震災で被災した地域の復興のため、2015年12月、南三陸町に復興事業作業員向けの「アイルーム南三陸」を建設。ホテル事業を展開してきた。復興の一助を担う施設として十分な役割を果たしたとして、21年8月末に営業を終了しているが、復興から地域活性化への貢献が引き続き可能だと判断。モジュール工法の再利用（分割・移設）可能な特性を生かし、3階建ての2・3階部分を2階建ての学生寮として移設することとした。
学生寮は23年3月の竣工予定。同社が岩手県に保有している3施設についても、再活用の方法を検討しているという。