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「丸ビル」が開業20周年

 三菱地所(株)は、2002年に建て替えた「丸ビル(丸の内ビルディング)」(東京都千代田区)が、6日で開業20周年を迎えると発表した。

 1998年より始動した丸の内エリアの価値創造に向けた取り組み「丸の内再構築」の初弾プロジェクト。JR・東京メトロ「東京」駅直結。敷地面積1万29平方メートル、鉄骨造鉄骨鉄筋コンクリート造地上37階地下4階建て、延床面積15万9,838平方メートル。

 同社は、おおむね10年ごとに「第1ステージ」「第2ステージ」「NEXTステージ」と区切ってまちづくりを推進し、この20年で18棟の再開発を完了。丸の内再構築におけるにぎわい創出の一環として、周辺地権者や地元自治体とともにメインストリートの「丸の内仲通り」も再整備し、道路をオープンカフェや実証実験、イベント等に活用してきた。ポスト・コロナにおいては、「就業者28万人×8時間から、多様な就業者100万人×最適な時間、交流し価値を生み出すまち」を目指すなど、まちのあり方も変化させてきた。

 現在は、「NEXT ステージ」として、主に常盤橋・有楽町において、地方連携をはじめ、アーティストなど多彩な人々が集うまちづくりを展開する。

 20周年に寄せて同社執行役社長の吉田淳一氏は、「丸ビルは、開業4ヵ月で1,000万人にご来場いただくなど、多くの関心をもって迎えられた。 オフィスオンリーのまちから大転換を図るシンボルでもあり、開業後、この20年で丸の内エリアは大きな変化・進化を遂げた。現在も弊社のフラッグシップとして大きな役割を担っている。現在進行中の『NEXTステージ』では、イノベーション創発とデジタル基盤の強化を通じ、個人のクオリティオブライフ向上と社会的課題の発見・解決を生み出すまちづくりを目指しており、今後も豊かなまちづくりを通じて、社会に貢献していく」などとコメントしている。


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