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愛知の土地区画整理事業区域内で物流施設

完成イメージ。右が「プロロジスパーク東海1」、左が「プロロジスパーク東海2」

 プロロジスは12日、愛知県東海市で進められる「東海太田川駅西土地区画整理事業」区画内におけるマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」、「東海2」の計画について、土地区画整理事業の施行者である東海太田川駅西土地区画整理組合と、進出に関する確認書を締結したと発表した。

 施行区域(約34.4ha)は、伊勢湾岸自動車道・名古屋高速4号東海線が接続する「東海JCT」から約4.3km。名古屋市中心部まで約15kmで、伊勢湾道路から新東名高速道・新名阪高速道を利用することで、東西への広域配送も可能な物流適地。開発区域西側では、名古屋中心部と中部国際空港をつなぐ「西知多産業道路」が2027年に全線開通するほか、新たなインターチェンジの開設も予定されるなど、今後さらに配送拠点としてのポテンシャルが高まる見込み。

 「プロロジスパーク東海1」は、敷地面積約7万2,800平方メートル、延床面積約15万4,600平方メートル、地上5階建て。1フロア最大約8,000坪。ダブルランプウェイを採用し、一方通行でスムーズな車両動線を確保する。着工は24年春、竣工は25年冬を予定。
 「プロロジスパーク東海2」は、敷地面積約2万9,300平方メートル、延床面積約6万3,700平方メートル、地上4階建て。1階および3階にトラックバースを設け、スロープで大型車両が3階にアクセス可能な設計とする。着工は25年春、竣工は26年夏を予定。

 同社は20年2月、同土地区画整理事業において、土地区画整理組合、東海市、業務代行者と共にまちづくりを進めていく事業提案企業に選定された。3者と共に地域の課題解決に寄与するまちづくりに取り組んでおり、両施設の敷地内ににぎわい施設や公園などを整備することも検討している。


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