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舟運・陸上モビリティを活用した実証実験/東急不他

実証実験のイメージ図

 東急不動産(株)と(一社)竹芝エリアマネジメント(東京都港区、代表理事:田中敦典氏)は13日、竹芝・浜松町エリアの交通課題の解決を目指し、舟運・陸上モビリティを活用した実証実験を実施すると発表した。

 国土交通省の「令和3年度スマートシティモデル事業」の公募事業を活用し、MaaSの提供と集客施設連携により、回遊性の向上を促進。地域の交通課題解決、旅行者・居住者が近隣地域の観光を楽しむ「マイクロツーリズム」促進による地域の活性化を目指す。

 竹芝・浜松町エリアは、東西方向の移動手段・移動効率が低く、竹芝エリアは海に囲まれているため、他地域との回遊性が低いという課題があった。実証実験では、港湾を生かした舟運モビリティと陸上モビリティをシームレスに活用できる環境を提供。エリア回遊を目的とした電子スタンプラリーを実施することで、エリアが抱える交通課題の解決につながるかを検証していく。

 電子スタンプラリーは、竹芝エリアマネジメント公式LINEに登録することで利用可能。各施設またはモビリティの乗車スポット等に設置されているスマートプレートにアクセスすると、各モビリティ(ハイエースグランドキャビン、シェアサイクル、水上バスなど)の利用等に応じ、ポイントが付与される。一定数のポイントを獲得すると、複合施設「東京ポートシティ竹芝」内の各店舗で利用が可能なギフト券と交換できる。

 実施期間は9月17日~11月18日。


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