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東京ミッドタウン八重洲、17日に一部先行オープン

「東京ミッドタウン八重洲」外観

 三井不動産(株)は、「東京ミッドタウン八重洲」(東京都中央区)の竣工を発表した。17日には、地下2階に「バスターミナル東京八重洲(第1期エリア)」がオープンするのに合わせ、同日、一部の商業施設を先行オープンする。全体開業は2023年3月10日。

 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として推進しているプロジェクトで、8月31日に竣工した。建物は、地上45階地下4階建ての「八重洲セントラルタワー」と地上7階地下2階の「八重洲セントラルスクエア」の2棟構成で、敷地面積1万3,433平方メートル、延床面積は合計で約29万平方メートル。八重洲セントラルタワー40~45階は「ブルガリホテル東京」、7~38階は東京駅周辺で最大級の基準階専有面積約4,000平方メートル(約1,200坪)のオフィスフロア。地下1階~地上3階は商業施設。1~4階は、9月1日に開校した中央区立城東小学校。

 バスターミナルは、東京駅前の再開発事業3エリアそれぞれで(独)都市再生機構が整備を進めているもの。運営は京王電鉄バス(株)。今回オープンする「東京八重洲」はそのうちの一つで、6つの昇降バースを備えている。

 同日、バスターミナルの開業式典を挙行。バスの出発式には城東小学校の児童が参加した。第1期エリアオープン後は、地上等から発着している1日当たり約1,200便のうち500便を第1期エリアに移行。新規で募集した約50便と合わせ1日約600便のバスを発着させる予定。

 商業エリアのうち、先行オープンするのは地下1階の13店舗。バスターミナル利用者を含む観光利用客やオフィスワーカーが短時間で利用できる店舗として、おにぎり店や立ち食い寿司などがオープンする。17日からは八重洲地下街からB1フロアへのアクセスが可能となる。

 また、八重洲セントラルタワー40~45階に入居する「ブルガリホテル東京」の開業日が23年4月に決まったことも明らかになった。 

地下1階の店舗が17日より先行オープンする
17日からは、東京駅から八重洲地下街を通過し当施設まで地下直結のアクセスが実現する


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