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首都圏の「住みたい街」、郊外駅が高い人気を維持

 (株)長谷工アーベストは16日、首都圏および近畿圏の「住みたい街(駅)ランキング2022」を発表した。

 Webによるアンケート調査を実施。首都圏の調査期間は7月14~19日、有効回答数は2,857件。近畿圏は5月27日~6月1日、1,605件。

 首都圏のトップは「吉祥寺」が昨年に引き続きトップに。2位は「横浜」(前年同率1位)、3位は「池袋」(同5位)となった。前年比で大幅にランクアップしたのは「川口」で、20位圏外から6位と初のトップ10入り。「鎌倉」(13位)、「和光市」(16位)も20位圏外から大幅にランクアップし、郊外の街(駅)が引き続き高い人気を維持する結果となった。

 ランキング上位の街(駅)の住みたい理由については、「都心部へのアクセスが良い」「商業施設が充実している」など、交通便や買い物便の良さを挙げる声が引き続き多かった。そのほか、「物価が安く住みやすい」「都内ほど住宅価格が高額ではない」など、生活コストを抑えたいとの意識が住みたい街(駅)選びに影響している様子がうかがえた。

 都県別ランキングでは、東京23区は「池袋」、東京市部は「吉祥寺」、神奈川は「横浜」、埼玉は「大宮」、千葉は「船橋」がトップ。

 近畿圏は「西宮北口」が1位、「大阪・梅田」が2位と、いずれも9年連続の同順位に。3位は「三宮」(前年5位)だった。前年比でみると、JR神戸・京都線沿線の駅が多くランクアップしたほか、「草津」(12位)、「和歌山」(24位)など、郊外エリアのJR沿線駅も順位を上げた。


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