不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

西鉄久留米駅の商業施設をリニューアル

北側改札のフードコート入口

 西日本鉄道(株)は21日、「西鉄久留米」駅の高架橋耐震補強工事を機に、同駅ビルのリニューアル工事に着手すると発表。商業施設名を「レイリア久留米」の改称し、2024年9月にグランドオープンする。

 西鉄天神大牟田線では、06年より耐震補強工事を実施しており、同駅も19 年より耐震補強工事を行なっている。今回の駅ビルリニューアルは、”行き交う人がちょっと一息つける、街の中のオアシス空間”をコンセプトにした商業施設にリニューアルすることで、駅やバスセンターの利便性を向上させ、さらなるまちの活性化やにぎわい創出に貢献することが狙い。

 1階にある「にしてつストア久留米タミー店」を12月より仮設店舗営業とし、24 年 3月にリニューアルオープン。さらに「にしてつストア」入口付近に、スーパーと相性のよい食物販や総菜店舗区画を設け、同年9 月には食物販・飲食ゾーンとしてオープンする。

 また、バスセンター内店舗を増床し、飲食コーナーを設置。ファサードの仕様を揃え、店舗東側の壁をガラス面に変更し店舗入口を設けることで、駅東側の環境改善に努める。バスセンター南側店舗は23年6月に、北側店舗は24年9月にオープン予定。

 さらに2階北側改札前にフードコートを新設。バスや電車の運行状況を表示するデジタルサイネージを設置し、利便性向上を図る。フードコートには、5店舗・194席が出店予定でオープンは23年6月。

 その他、2階の専門店街とフードコートを繋ぐ西側通路には、ATM コーナーやピックアップロッカーなどを設置。また、テイクアウトに特化した店舗を誘致するなど、アフターコロナののサービス機能を充実させる予定。完成時期は23年6月の予定。

 工期は22年9~24年9月で、投資額は約17億円。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら