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住宅購入時、6割が「既存住宅でも構わない」

 (株)カシワバラ・コーポレーションは3日、「リフォームに関する実態調査」結果を発表した。Z世代(20~26歳)、ミレニアル世代(27~42歳)、氷河期時代(43~51歳)、バブル世代(52~57歳)、ポスト団塊世代(58~69歳)に分類。各120名・計600名を対象にインターネット調査を実施した。調査期間は9月13・14日。

 「持ち家なし・リフォーム経験なし」と回答した200名に「住宅を購入する場合、既存住宅でも構わないか」と質問したところ、60.0%が「とても思う」「ややそう思う」と回答。新築ではなく既存住宅でも構わないと考える人が多いことが分かった。その理由は、「新築住宅は価格が高騰しているから」(50.8%)、「リフォームすればきれいだから」(44.2%)など。「既存住宅に住むとしたらリフォームをしたいと思うか」の問いには、85.1%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した。

 「現在の住宅をリフォームしたい/したかったか」という質問には、35%が「とても思う」「ややそう思う」と回答。その理由は、Z世代は「おうち時間・趣味の充実のため」が35.7%で最多で、「快適性・利便性の向上のため」(25.0%)が続いた。
 一方、ポスト団塊世代は「老後を見据えたリフォームのため」「建物の老朽化のため」が45.5%で最多。リフォームに対する価値観の差が世代間によって異なっていた。

 また、リフォーム経験者200名に対し「リフォームを勧めたいか」と尋ねたところ、92.0%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。その理由について、ミレニアル世代は「おうち時間が充実するようになったため」が30.6%で最多。「気分を変えられたため」(30.6%)が続き、「自宅で過ごす時間の充実化」がリフォームを勧める理由として多く見受けられた。
 一方、バブル世代は「より長く現在の家に住めるため」が48.6%でトップに。「省エネリフォームで節約につながったため」「新築より安く抑えられたため」「リフォームで自分好みの家を手に入れたため」が同率の25.7%となった。バブル世代は「経済的な理由」によりリフォームを勧める傾向があることが分かった。

 リフォーム経験者200名に対しリフォームした場所を質問したところ、1位が「トイレ」(55.0%)、2位が「浴室」(46.0%)、3位が「キッチン」(41.0%)だった。


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