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JARES、11月に余剰容積率移転テーマにシンポ

 (公社)日本不動産学会(JARES)は11月24日、シンポジウム「都市再生に余剰容積率移転はどう貢献できるか」をオンライン(Zoom)形式で開催する。

 2020年に東京都が都市再生の観点から、都市郊外地における緑地の保全・創出、木造住宅密集地域の解消等に資する取り組みを「域外貢献」と位置付け、都市中心部等の容積率を緩和する方針を示したことに関連して、多角的な見地から理論的・実務的に掘り下げて考察する。

 前半は個別報告として5人の論者が研究成果等を報告。国土交通省都市計画課都市機能誘導調整室長の後藤暢子氏は、「都市計画における容積率制度」、政策研究大学院大学教授の福井秀夫氏は「余剰容積率移転の意味-法と経済学の観点から-」をテーマに報告。このほかにも中央大学常任理事・同大学法科大学院教授の大貫裕之氏、同大学商学部教授の阿部雪子氏、明海大学不動産学部教授・学部長の中城康彦氏がそれぞれ報告を行なう。

 後半はパネルディスカッションとして、阿部氏をコーディネーターとして前半の報告者が意見交換する。

 定員は先着順200人、参加費は無料。申し込み等詳細については同学会公表資料を参照。


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