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首都圏既存戸建て価格、2ヵ月連続で上昇

 (株)東京カンテイは11日、2022年9月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,957万円(前月比1.4%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が6,604万円(同1.0%上昇)と4ヵ月連続で上昇。神奈川県は4,012万円(同1.7%下落)、千葉県は2,651万円(同1.5%下落)と、ともに反転下落。一方、埼玉県は2,928万円(同8.3%上昇)と反転上昇となった。前年同月比では首都圏全体で25.3%の上昇、東京都で41.0%の上昇と価格の上昇が著しい状況。新築と比べ相対的に割安感がある既存戸建てのニーズが高まっているとした。

 近畿圏は2,696万円(同3.5%下落)と5ヵ月ぶりの下落。府県別では、大阪府は2,969万円(同0.7%下落)と反転下落。兵庫県も2,732万円(同8.6%下落)と反転下落した。京都府は3,199万円(同7.4%下落)と2ヵ月連続で大幅に下落している。

 中部圏は2,866万円(同4.4%下落)と反転下落。愛知県も2,405万円(同0.5%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。

 宮城県は2,360万円(同5.9%下落)、福岡県は2,207万円(同4.3%下落)と、ともに反転下落した。


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