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新築戸建て価格、首都圏はわずかな下落基調に

 (株)東京カンテイは11日、2022年9月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は4,323万円(前月比0.1%下落)とわずかに下落。都県別では、東京都5,434万円(同1.7%下落)、神奈川県4,602万円(同1.6%下落)、千葉県3,692万円(同2.7%上昇)、埼玉県3,701万円(同0.5%下落)。千葉県以外、いずれの都県でも下落に転じた。前月は全面的に上昇したが、当月は下落トレンドに反転。新規分譲戸数は東京都と埼玉県で増加したことで首都圏全体でも増加した。

 近畿圏は3,437万円(同1.0%下落)と3ヵ月ぶりの下落となった。大阪府が3,813万円(同3.8%上昇)、兵庫県3,338万円(同9.1%下落)、京都府3,910万円(同7.8%上昇)と、兵庫県の大幅下落が圏域全体に影響した。

 中部圏は3,374万円(同1.0%下落)となり、6ヵ月ぶりの下落。愛知県は3,617万円(同0.3%下落)と、4ヵ月ぶりに下落に転じた。

 宮城県は3,208万円(同1.8%下落)。福岡県は3,454万円(同0.3%下落)と反転下落した。


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