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ラグジュアリーH「パティーナ大阪」、2025年開業

敷地西側からの「パティーナ大阪」イメージ

 NTT都市開発は12日、大阪都市計画特定街区「法円坂北特定街区」内で進めているホテル開発プロジェクトについて、カペラホテルグループ(シンガポール、社長:クリスティアーノ・リナルディ氏)に運営を委託し、「パティーナ大阪」(客室数220室)として2025年に開業すると発表した。

 法円坂北特定街区では、大阪城公園・難波宮跡公園に隣接する立地を生かし、緑地空間と歩行者空間の整備と合わせてホテルの開発が進められている。この街区内のNTT西日本本社ビル跡地である中央A敷地に同ホテルを開業する。Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅徒歩8分。「大阪城」「難波宮跡」に近接し、繁華街へのアクセスや万博の開催予定地、さらには奈良や京都へのアクセスしやすい立地。敷地面積4,900平方メートル、地上20階地下3階建て。延べ床面積3万8,500平方メートル。

 フルサービスホテルとして、MICE利用に対応したバンケットホールやプール・スパなども含め、宿泊者のニーズに応えるさまざまな機能を用意する。客室は50平方メートル以上の広さを確保し、最大230平方メートルのスイートルームやバルコニー付き客室も用意する。

 NTT都市開発(株)代表取締役社長の辻上広志氏は、「ビジネス+レジャーの“ブレジャーニーズ”が高まっており、そのニーズに今回のホテルは応えていく。日本初のパティーナホテルとして、国内外からのゲスト、地域の方を迎え入れていきたい」と語った。

 運営を担当するカペラホテルグループは、ラグジュアリーホテル、リゾート、サービスレジデンスに特化したマネジメント会社で、「カペラホテル&リゾーツ」と「パティーナホテル&リゾーツ」の2つのブランドを持つ。クリスティアーノ氏は、「パティーナホテルリゾートは新しく立ち上げたブランド。モルディブに続き第2弾となるパティーナホテルを、大阪に開業できることを大変うれしく思う」と述べた。

左がNTT都市開発(株)代表取締役社長の辻上広志氏、右がカペラホテルグループ社長のクリスティアーノ・リナルディ氏


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