ヒューリックリート投資法人（HLI）は14日、2022年8月期決算を発表した。
当期（2022年3月1日～8月31日）は、営業収益115億200万円（前期比4.5％増）、営業利益62億9,800万円（同2.4％増）、経常利益55億6,700万円（同2.4％増）、当期純利益54億7,500万円（同2.4％増）、1口当たり分配金は3,700円（同100円増）であった。
期中、有料老人ホーム「グランダ学芸大学」（取得価格22億円）を取得し、「ヒューリック新宿三丁目ビル」の信託受益権共有持分・底地共有持分（譲渡価格41億円）を譲渡。期末時点の保有物件は62物件。取得価格合計は3,789億5,700万円となった。期末のポートフォリオ全体の稼働率は98.7％。アナリスト向けの決算説明会に参加したヒューリックリートマネジメント（株）代表取締役社長の一寸木 和朗氏は、今後の外部成長計画について「先行き不透明な状況にあるため、引き続き都市型商業施設を中心に譲渡を進め、安定的収益が見込まれる銀行店舗物件と有料老人ホームを取得する形で資産の入れ替えを行ない、リスクの低減を進める」と説明した。
次期は、営業収益105億8,300万円、営業利益55億7,600万円、経常利益48億3,300万円、当期純利益48億3,200万円、1口当たり分配金3,480円を見込む。