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純利7%増で着地/三栄建築設計22年8月期

 (株)三栄建築設計は14日、22年8月期決算(連結)を発表した。

 当期(21年9月1日~22年8月31日)は売上高1,390億600万円(前期比3.7%増)、営業利益128億8,700万円(同10.6%増)、経常利益135億3,000万円(同14.2%増)、当期純利益81億1,800万円(同7.2%)と増収増益で着地した。

 主力の不動産分譲事業の販売件数は、戸建て分譲1,652件(前期:1,990件)と減少。前期の需要急拡大と、当期の住宅設備納入遅延による完成遅れが響いた。一方、分譲マンションは442件(同:319件)、販売用アパート100件(同:83件)などの実績を残した。セグメントの売上高は950億7,200万円(前期比5.6%減)、売上総利益171億2,300万円(同1.4%減)、営業利益120億7,200万円(同3.7%減)となった。

 不動産販売事業では、売却件数が29件と前期より4件増加。売上高は147億8,500万円(同47.2%増)、売上総利益30億3,700万円(同478.7%増)、営業利益25億8,200万円(同24億1,800万円増)と黒字幅が急増した。

 請負事業では、戸建て住宅請負の販売件数が221件(同27件減)となった。受注高は161億5,700万円(同4.0%増)となり、期末の受注残高は228億900万円(同15.8%増)に積み上がった。セグメントの売上高は267億1,600万円(同29.4%増)、利益は人件費・建築資材価格高騰の影響を受けて売上総利益19億2,100万円(同16.6%減)、営業利益6億6,300万円(同45.3%減)となった。

 次期(23年8月期)については売上高1,500億円、営業利益111億6,300万円、経常利益105億円、当期純利益68億1,700万円を見込む。


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