不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

準備済み老後資金「1,000万円未満」が最多

 (株)And Doホールディングスは24日、「老後の住まいとお金に関する調査」結果を発表した。6月14~21日に、50歳以上の全国873人を対象に調査した。

 老後に不安を感じることはあるか?との問いに対し、「不安を感じる」「少し不安を感じる」の回答合計は、65歳以上(以下、シニア層)が72.9%、50~64歳(以下、セミシニア層)は84.5%となり、シニア層より、その手前の年齢層のほうが不安を感じている人が多いということが分かった。

 どのようなことに不安を感じているかについては、「自身の健康面」(シニア層:59.7%、セミシニア層:67.9%)、「老後の生活資金(生活費・税金等)」(シニア層:49.7%、セミシニア層:69.8%)、「介護の心配(自信・家族・親など)」(同:46.6%、同:54.7%)が上位にランクインした。

 必要と思われる一人当たりの老後資金の理想額について聞いたところ、持ち家層は「1,000万円台」(26.6%)、賃貸層は「2,000万円」(21.6%)が最多に。
 一方、持ち家層に現在準備できている一人当たりの老後資金を聞いたところ、「1,000万円未満」(29.9%)が最多で、「不要/現在準備していない」(10.1%)の回答と合わせると40.0%が老後資金の準備ができていないということが分かった。

 持ち家層の具体的な老後の不安については、「建物の老朽化」(51.7%)、「修繕・リフォームの心配」(42.6%)、「固定資産税・維持管理費の支払い」(29.2%)がトップ3に。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら