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賃貸マンション家賃、ファミリー向きは全エリア上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2022年9月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義。調査対象は、首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。

 賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が埼玉県(前年同月比2.7%上昇、平均家賃5万8,758円)、30~50平方メートル(カップル向き)も埼玉県(同7.1%上昇、同7万7,873円)だった。50~70平方メートル(ファミリー向き)は神奈川県(同7.3%上昇、同11万4,877円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)は札幌市(同16.7%上昇、同14万2,346円)。
 ファミリー向きは全エリアが前年同月を上回り、中でも東京23区、東京都下、千葉県の3エリアは15年1月以降最高値を更新した。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが大阪市(同3.2%上昇、同5万7,311円)、カップル向きが埼玉県(同5.8%上昇、同6万5,725円)、ファミリー向きが神奈川県下(同6.1%上昇、同8万9,503円)。カップル向き・ファミリー向きは全エリアで前年同月を上回った。中でもカップル向きは、首都圏5エリアと福岡市の6エリアで15年1月以降最高値を更新した。


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