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JR西、京大と連携して環境共生型マンション

 JR西日本不動産開発(株)は27日、現在開発中の分譲マンション「ジェイグラン京都西大路」(京都市南区、総戸数156戸)において、京都大学との産学連携によりSDGs達成に貢献するプロジェクトを計画したと発表した。

 同大学の100%出資事業子会社である京大オリジナル(株)とコンサルティング契約を締結。同大学の生態学研究者などの知見を、マンションの植栽計画策定や居住者の学ぶ機会の創出に活用していく。

 在来種を中心とした樹種の選定や生態学的相性に配慮した配置など、陸上生態系の保護を念頭に置いた植栽計画を策定。敷地内には2つの庭園を配し、入居者同士のコミュニティ醸成の場としても機能することを目指した。

 このほか、敷地内外における生物モニタリングの実施や、京都大学附属研究施設視察ツアーなどを企画。同大学の研究者によるセミナーやワークショップなど、SDGs達成のための教育的価値も併せ持ったプロジェクトとする。

 同物件は、JR京都線「西大路」駅徒歩5分に立地。敷地面積5,450.47平方メートル。鉄筋コンクリート造地上7階建て、延床面積1万1,588.23平方メートル。住戸は1LDK+S~3LDK。専有面積約58~77平方メートル。2023年3月上旬に販売開始予定。予定販売価格帯は3,900万円台~6,400万円台(税込み)、最多販売価格帯は4,500万円台(税込み)。竣工は24年3月の予定。


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