不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

富山の歴史的建造物を飲食店舗に/いちご

「井波美術館」外観

 いちご(株)は1日、「井波美術館」(富山県南砺市)の土地・建物を取得したと発表した。

 同物件は、1924年に建造され、2023年で築100年目を迎える歴史的建造物。敷地面積419.01平方メートル。
 同社は、富山県南砺市が実施した同物件の利活用事業者公募に応募し、優先交渉権者として選定されており、耐震補強工事の見通しが立ったため、物件を取得したもの。同社が目指す「100年不動産」の研究・実践対象として、さらに100年利活用できるように進めていく。

 現存不動産に新しい価値を創造する「心築(しんちく)」技術を活用し、(一社)ジソウラボやコストサイエンス(株)等と組成した共同企業体で取り組んでいく。「EAT LOCAL INAMI」プロジェクト(井波地域の特性を生かし、新たな食文化の創造を行ない、地域のにぎわいを創出する)において、食のにぎわい拠点となる飲食店舗を整備する予定。

 また、井波地域づくり協議会等の地域団体や南砺市と連携し、新たな雇用の創出、地元産業の振興につなげるとともに、井波の歴史あるまち並みの景観を保全し、地域コミュニティの活性化等、地域との良好な関係を構築していく。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら