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芝浦工業大のキャンパスを居抜きでオフィスへ

「芝浦工大ビル」外観

  シービーアールイー(株)はこのほど、学校法人芝浦工業大学が保有する、東京都港区の「芝浦工大ビル」(芝浦キャンパス)のオフィスへの転用や仲介をサポートした。教育機関による大規模な保有不動産の有効活用案件は、同社にとって初の事例。

 敷地面積2,624.00平方メートル、延床面積1万2,491.62平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・鉄筋コンクリート造地上8階地下1階建て。

 2021年11月に同ビルのオフィス転用に関するサポート業務(企画アドバイザリー、コンストラクションマネジメント、リーシングマネジメント)を受託し、22年4月に媒介契約を締結していた。

 オフィス転用にあたっては、工事や用途変更、賃貸物件としての賃料設定に関してアドバイスを実施。コスト・スケジュール・品質の厳格な管理のもと、収益最大化を目指した。また、環境、景観、防災からなるまちづくりガイドラインに基づき管理されたエリア「芝浦ルネサイトまちづくり連絡会」のA街区に位置していたため、隣地のB街区・C街区関係者との事前協議を実施。さまざまな関係法令を確認し、行政協議を重ね、まちづくりガイドラインも加味した上でオフィス化を実現した。

 同ビルは、居抜きで1棟貸しすることがすでに決まっている。10月1日に内装工事がスタート。23年2月末に入居予定。


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