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アジア・オセアニアでコアOEファンド運用開始

 三菱地所(株)は28日、アジア・オセアニアでコアオープンエンドファンドの運用を開始したと発表した。

 同社は、2017年にアジア・オセアニア地域にて投資マネジメント事業を手掛けるPan Asia Realty Advisors(シンガポール)を立ち上げ、21年にMec Global Partners Asiaと改称。機関投資家への投資マネジメントサービスを提供してきた。同社においてこのほど、コアオープンエンドファンドの組成・運用を開始した。日系企業の関係会社である不動産ファンド運用会社がアジア・オセアニア地域の不動産を投資対象とするオープンエンドファンドの運用を開始するのは初。

 豪州、シンガポール、日本などの主要都市のオフィス、商業、住宅、物流などの安定稼働資産を中心に投資していく。運用開始時の総資産は約7.8億ドル(1ドル=140円で約1,090億円)。

 なお、コアオープンエンドファンドの「コア」とは、不動産賃貸からの安定的なインカム獲得を主な目的として運用されること、「オープンエンド」とは、投資家の請求による払い戻しができることを指している。


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