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東京藝大と協定、アートの力で新しい産業を/地所

(左)三菱地所執行役社長・吉田淳一氏と(右)東京藝術大学学長・日比野 克彦氏

 三菱地所(株)は6日、東京藝術大学との包括連携協定の締結を発表した。

 芸術の力を人・企業・まちに還元し、社会課題の解決に寄与することが目的。両者は、2007年よりアートイベント「藝大アーツイン丸の内」を開催し、丸の内から文化・芸術活動の情報発信を行なうなど、連携を深めてきた。今回の協定締結により、大手町・丸の内・有楽町エリア(大丸有エリア)において、アートが持つ力を介し、ビジネスアイディアの発見と新しい産業の創出を促進。産学連携の取り組みを強化していく予定。

 主な取り組みは、文化芸術による創造的イノベーションや、新たな価値創造によるまちづくり、共生社会をつくるアートコミュニケーションに関することなど。
 今後は、ビジネスセンターに求められるアートの役割について研究し、社会人・学生向けのプログラムを研究・提供するため、寄附講座を開講する予定。同大学初の寄附講座となり、アートが都市にもたらした影響を学術的に研究するとともに、イノベーション創出におけるアートポテンシャルの定義付けを目指す。


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