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三菱地所、日本リージャスHDを子会社化

 三菱地所(株)は6日、(株)ティーケーピーと同社傘下の(株)TKPSPV-9号が保有する日本リージャスホールディングス(株)(以下、日本RegusHD)の全株式を取得する契約を締結した。

 日本RegusHDは、世界最大のワークスペースプロバイダーであるIWG plc(スイス、CEO:Mark Dixon、以下、IWG)からプロダクト提供を受け、日本においてレンタルオフィス「Regus」「SPACES」等のブランドを国内で172施設(2022年8月時点)展開している。19年にTKPグループがIWGより日本国内におけるIWG各ブランドの運営・開発権を取得し、日本における独占的パートナーとなっていた。

 三菱地所は、日本RegusHDの株式取得により、同社が展開する国内の既存拠点を承継するとともに、IWGの日本国内における独占的パートナーとしての権利と運営・開発権を取得。今後、IWGのブランドポートフォリオ、グローバルネットワーク、海外セールスマーケティングチーム、インフラおよびバックオフィスのサポートなどプラットフォームを活用し、フレキシブル・ワークスペース領域の事業を拡大していく。今後、ティーケーピーグループとも、貸し会議室事業を中心にシナジー創出に向けた協議を開始する。

 取得株式数は1万3,700株、企業価値が381億5,000万円。企業価値に財務数値等を含む本譲渡契約の条件に基づく調整を行ない、実際の譲渡価額が確定される予定。株式取得の実行予定日は23年2月1日。


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