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大和ハウス、リゾートホテル事業から撤退

 大和ハウス工業(株)は8日、連結子会社の大和リゾート(株)の全株式を、ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ(株)(JHRA)がアセットマネージャーを務める(合)恵比寿リゾートへ譲渡することを決定した。

 大和リゾートは1973年創業。全国のリゾート地を中心に24ヵ所のホテルを運営しているが、新型コロナウイルス感染症の拡大や施設の老朽化などの経営課題に直面し、経営体質改善と成長シナリオの再構築を検討。2020年10月には、同社が手掛けていたシティホテル事業については、ダイワロイヤル(株)に移管するなどしていた。

 今回、大和リゾートのポテンシャルを最大限に生かすには、ホテルを専門に不動産投資運用を行なうJHRAのノウハウを活用することが、価値最大化とサステナブルな成長に資すると判断した。

 大和リゾートの全株式(1億1,216万8,000株)とともに、大和ハウスが保有し、大和リゾートが運営するホテル「ロイトン札幌」(札幌市中央区、294室)も、信託受益権化して譲渡する。譲渡価額は、合計で556億1,700万円。譲渡実行日は、23年4月3日の予定。


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