不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

明豊EP、1棟収益マンションの販売を強化

「ELFARO世田谷三宿」外観。雁行型のフォルムが特徴的

 (株)明豊エンタープライズは、投資家向け1棟収益マンション「ELFARO(エルファーロ)」の販売を強化する。

 同商品は、同社の主力商品である1棟収益アパート「MIJAS(ミハス)」に次ぐ商品として、2019年に開発したもの。鉄骨造のミハスよりも高耐久で、スペインの共同住宅をモチーフに石造りの堅牢さを表現した外観や、壁式鉄筋コンクリート造による居室有効面積の広さ等で差別化している。エレベータを設置しない地上3~5階建て、総戸数15~20戸が平均的で、販売価格は5億~7億円台が中心。ミハスが土地オーナー等の相続対策商品を意識しているのに対し、エルファーロは企業オーナーや事業会社、富裕層をターゲットとしている。

 投資家層が利回りよりも資産性の高い商品を求め始めていること、買い替えやリピート購入も増えていること、建築費の高騰を吸収するためのスケールメリットも必要なことから、同社は主力商品をミハスからエルファーロへとシフトする。23年度の収益物件販売棟数は35棟前後を予定しており、このうち25棟前後がエルファーロとなる予定。東京城南・城西エリアを中心に、すでに2年分の仕入れは完了。今後も同エリアでの仕入れを強化していく。

 最新販売物件となる11月竣工の「エルファーロ世田谷三宿」(東京都世田谷区、総戸数20戸)は、東急田園都市線「池尻大橋」駅徒歩10分に立地。建設地は、ビル跡地。建物は地上4階建て。住戸は、1フロア5戸で角住戸が1LDK(専有面積約28~30平方メートル)、中住戸が1K(約25平方メートル)。2口コンロ付きキッチン、物干しポール、1014サイズユニットバス、室内洗濯機置場などが標準で、価格は7億8,500万円。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら