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日本橋でアジア最大級宇宙イベント開幕/三井不

「本イベントが宇宙イベントの発展・成功に貢献することを祈念する」と述べる植田氏

 三井不動産(株)は12日、宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2022」を開幕した。

 日本橋三井ホール・室町三井ホール&カンファレンスを会場に、宇宙ビジネスに関わる約30の企業・団体が集結する宇宙ビジネス展示会「TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION2022」、衛星画像をはじめとする多様な情報を組み合わせたサプライチェーンのモニタリングやマネジメントの高度化に資するアイディアを募集した「NEDO Supply Chain data Challenge」の最終選考会、内閣府主催の宇宙を活用したビジネスアイデアコンテストの最終選抜会など、宇宙関連の多くのイベントを開催する。

 併せて、宇宙に親しんでもらうためのイベント「HELLO SPACE WORK!」を同じ日本橋エリアで開催。宇宙飛行士の見る世界を体感できる「THE ISS METAVERSE」、宇宙ビジネスを手掛ける企業でワークショップやオフィス見学などができる「なりきりスペースワーカー」、日本橋の料理人・シェフが宇宙の食にトライするイベント「宇宙美食サミット」など、子供から大人まで楽しめるコンテンツを用意している。

 日本橋では2018年ごろからスタートアップや団体をはじめとする宇宙プレイヤーが拠点を構え、宇宙関連のヒト・モノ・コトの集積が進んできた。現在では同社と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携しての宇宙領域における新産業創造促進の活動なども進められている。同社では去年同イベントを初めて開催。今年は昨年の2倍以上の宇宙ビジネスイベントを開催する。

 オープニングセレモニーで主催者挨拶に立った三井不動産(株)取締役専務執行役員の植田 俊氏は「本イベントは、宇宙関連イベントとしてはアジアナンバーワンの規模を誇る。新たな人間関係を構築し、発想をぶつけ合い、イノベーションを起こす、新たなビジネスを創出するためにも、リアルに集うことの重要性が認識されてきている。初回の去年よりスケールアップして、リアルに開催できることを心から嬉しく感じている」と述べた。

スタートアップ企業を中心に宇宙ビジネスに取り組む約30の企業・団体が出展
JAXA監修の「THE ISS METAVERSE」体験には宇宙飛行士の山崎直子氏が参加


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