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日本郵政不、「旧ゆうぽうと」跡地の再開発上棟

大規模複合施設「五反田計画(仮称)」の外観イメージ

 日本郵政不動産(株)は、「旧ゆうぽうと」跡地で開発を進めている大規模複合施設「五反田計画(仮称)」(東京都品川区)の上棟を発表した。

 敷地面積約6,700平方メートル、延床面積約6万9,000平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下3階建て。事務所、ホテル、多目的ホール、商業施設等で構成する。

 環境への配慮等の観点で、既存地下躯体を空間および構造体として活用。加えてLow-Eガラスの採用、再生水の洗浄水利用、太陽光発電設備の設置等を行ない、CASBEE-建築のSランク取得を目指す。また、BCP対策として制震構造や専用室内への非常電源供給(最大72時間)なども採用した。

 事務所(2~12階)は、基準階フロア約1,000坪の無柱空間の大規模オフィスや最小35坪の小割オフィス、スタートアップ向けシェアオフィスまで、さまざまなタイプを用意する。2階のシェアオフィスの運営は、都内5ヵ所で「co-lab(コーラボ)」を展開する、春蒔プロジェクト(株)( 東京都渋谷区、代表取締役:田中陽明氏)に委託した。シェアオフィスは500坪超の空間に、コワーキングや個人利用できる専用デスクやブース、3~30坪の個室を設けるほか、水風呂完備の本格サウナも併設する。

 なお、ホテル(14~20階)は星野リゾートによる運営がすでに決まっている。多目的ホールは、ホール形式で約400席、カンファレンス形式で約80席確保できる空間を整備。商業施設は約300席のフードホールを開発する。

 竣工は2023年12月の予定。


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