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虎ノ門・麻布台のPJ、「麻布台ヒルズ」に名称決定

「麻布台ヒルズ」完成イメージ

 森ビル(株)は14日、虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業「虎ノ門・麻布台プロジェクト」(東京都港区)のまちの名称が、「麻布台ヒルズ」に決定したと発表した。

 同社と日本郵便(株)と参加組合員として参画する、虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合が推進する事業。
 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に隣接。計画区域は約8.1ha。敷地面積約6万3,900平方メートル。延床面積約86万1,500平方メートル。住宅(約1,400戸)、オフィス(総貸室面積約21万3,900平方メートル)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)などを一体的に整備し、4つの街区で構成する。事業費は約5,800億円。

 まちの中心に広場(約6,000平方メートル)を設けて敷地全体像を計画した上で、3棟の超高層タワーを配置した。敷地全体を緑化することで、都心の既成市街地ながら、緑化面積約2.4haを実現する。

 まち全体で「RE100(Renewable Energy 100%)」に対応する再生可能エネルギーの電力を100%供給。慶應義塾大学病院予防医療センターを中心に、スパやフィットネスクラブなどの施設のほか、広場や菜園などもメンバーシッププログラムやサービスで結び、「ウェルネス」につながる仕組みの構築を目指す。

 周辺にある複合施設「アークヒルズ」「六本木ヒルズ」「虎ノ門ヒルズ」など、既存のヒルズと連携・融合することで、都心部に新たな文化・経済圏を創出する。就業者数約2万人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500万~3,000万人。
 竣工は2023年の予定。


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