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まちの課題共有アプリの利用促進へ教室開催

アプリを使い、道路標識の異常を共有している様子

 (一社)千葉県宅地建物取引業協会千葉支部は18日、千葉市若葉区役所(千葉市若葉区)で千葉市民を対象に「ちばレポ教室」を開催した。千葉市との共催。例年平日開催としていたが、子供を含め若い人にも参加してもらいたいと考え、今回初めて日曜日に実施した。

 「ちばレポ」とは、道路の破損・陥没や公園の遊具の破損・汚損といったものを市民がスマートフォンのアプリを用いてレポートすることで、市民と市が課題を共有、合理的・効率的に解決を進めるシステム。千葉市では2014年9月に運用をスタート。その後他の自治体と共同で新たに「My City Report」アプリを開発し導入した。なお、全国複数の自治体で同様の取り組みが進められている。

 最初に千葉市の担当者から、ちばレポについての説明やちばレポの使い方、これまでの成果などについての説明が行なわれた。続いて、参加者が自身のスマートフォンにアプリ「My City Report」をインストールし、まちあるきを実施。道路のひび割れ・陥没、道路標識の異常など確認できた異常や課題について、アプリを用いて報告を行なった。

 開会に先立ち挨拶に立った石川公之支部長は、「市民と行政が一体となった、市民参加のまちづくりが、ちばレポの活用で推進されることを期待したい。市民の皆さまにはぜひ千葉市の発展に協力していただきたい」と述べた。

アプリ「My City Report」をスマホにインストールしてから、参加者全員でまちあるきを実施
「市民参加のまちづくり推進を期待」と挨拶する石川支部長


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