(一社)日本ビルヂング協会連合会、(一社)全日本駐車協会、(一社)東京ビルヂング協会、(一社)東京駐車協会は11日、オークラ東京(東京都港区)で新年合同賀詞交歓会を開催。会員のほか国会議員や業界団体関係者など、多数が出席した。
開会に先立ち、主催者を代表して挨拶に立った日本ビルヂング協会連合会会長の木村惠司氏は、「オフィス不要論がマスコミ報道をにぎわせたこともあったが、ここにきてオフィスへの出社に戻す企業の動きも出てきている。クリエイティブな仕事をするにはオフィスが適している。オフィスでしかできない空間の提案、テナントニーズに合ったオフィスづくりを進めていく姿勢が事業者には求められている」と語ったほか、「産業界全体でカーボンニュートラルの実現に向け取り組みを強化・充実させていく必要がある。その一環として連合会では『オフィス分野におけるカーボンニュートラル行動計画』を、3月末をめどに策定する。連合会に加盟する全国の協会と連携しながら、引き続き協会活動を展開しいく」と述べた。
来賓として登壇した国土交通大臣の斉藤鉄夫氏は、「2050年のカーボンニュートラル、30年の温室効果ガス削減の目標実現に向けて昨年6月に改正された建築物省エネ法等に基づき、オフィスビル等における省エネ性能の向上や木材利用の促進に向けた取り組みを着実に進めていただけますようお願いしたい」と語った。
東京都知事の小池 百合子氏は、「東京が世界中から選ばれる都市となるには、交流やにぎわいを促進する歩行者優先のウォーカブルなまちづくり、そしてそれを支えるエリアマネジメントが重要となる。都では東京強靭化プロジェクトを策定し、より強靭な都市、東京を目指す。東京が持つポテンシャルを最大限に生かして魅力ある都市づくりに都として果敢に取り組んでいく」と挨拶した。
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