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首都圏既存戸建て価格、反転下落

 (株)東京カンテイは12日、2022年12月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,896万円(前月比0.3%下落)と反転下落。11月の上昇傾向が一服し、やや弱含みとなった。東京都では価格水準が下がっており、9月以前のような強含みとは言えない市場が継続している。

 都県別では、東京都が5,917万円(同3.5%下落)と反転下落。神奈川県は4,206万円(同2.8%上昇)と反転上昇した。千葉県は2,771万円(同0.8%下落)と反転下落となった。埼玉県は3,004万円(同4.7%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇した。

 近畿圏は2,859万円(同4.6%上昇)と反転上昇。大阪府と兵庫県における価格上昇の影響で強含みとなった。都県別では、大阪府が3,113万円(同4.3%上昇)と反転上昇。兵庫県も2,916万円(同6.9%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。京都府は3,379万円(同8.9%下落)と2ヵ月連続で下落している。

 中部圏は2,484万円(同5.4%上昇)と反転上昇。愛知県は3,105万円(同1.6%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。

 宮城県は2,866万円(同15.2%上昇)と大きくプラスに。福岡県は2,169万円(同13.1%下落)と2ヵ月連続で下落した。


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