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福岡の物流施設が契約率80%以上で竣工/ESR

「ESR福岡甘木ディストリビューションセンター」外観

 ESR(株)は16日、マルチテナント型物流施設「ESR福岡甘木ディストリビューションセンター」(福岡県朝倉市)が、2022年12月27日に契約率80%以上で竣工したと発表した。九州第1号、全国では28件目の竣工プロジェクト。

 大分自動車道「甘木」ICより1.7km、甘木鉄道・西日本鉄道「甘木」駅より約2.3kmに位置。敷地面積4万266平方メートル、延床面積7万724平方メートル、鉄骨造耐震構造地上3階建て。総投資額は約125億円。

 45ftのコンテナトラック対応の上り・下りそれぞれの専用スロープで、2階まで直接アクセスすることが可能。1階はクロスドックにも対応できるよう両面バースを設け、2階は雨天に影響を受けず入出庫できる中央車路方式を採用した。敷地内には20台分のトラック待機場を備え、下りスロープの天井には遮音・遮光パネルを設け周辺に配慮している。

 1階の倉庫は、最大約6,800坪のワンフロアオペレーションタイプとし、2・3階は保管効率の高いメゾネットタイプに。荷物用エレベーター8基と垂直搬送機4基を装備した。高圧電力の提供により、ロボティクス、冷蔵冷凍、倉庫内空調など、テナントの多種多様なニーズに対応することが可能。

 ワーカー用の休憩ラウンジを3階に2ヵ所設置。隣接する土地を駐車場用地として取得し、敷地内と合わせ325台の駐車場を確保した。また、全館LED照明、トイレ・共用部の人感センサーなど環境配慮型照明システムを導入。断熱性能の高いサンドイッチパネル、ヒートポンプ式空調、井戸水の緑地散水への活用など、省エネに配慮した計画とした。BCP対策として非常用自家発電機を備えたほか、館内にAEDを設置し人命救助措置も行なえるようにしている。


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