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総合震災訓練を実施/森ビル

総合震災訓練の様子

 森ビル(株)は17日、全社員約1,600名を対象とした総合震災訓練を、管理・運営物件で実施した。

 訓練では、震災発生後のインフラやライフライン停止期間の長期化などを想定し、帰宅困難者の受け入れ対応などの初動訓練と、発災約1週間後までの震災対応の長期化を見据えた訓練を行なった。

 初動訓練では、従来の「物件の被害状況を取りまとめる班」と「入居者の安否確認を行なう班」に加え、帰宅困難者対応活動を行なう「逃げ込める街班」を設定。来街者の初動受け入れ態勢を強化するため、初動対応をする人員を組織化し、備蓄倉庫から備蓄品の内容や運び出す際の確認、実際に帰宅困難者を受け入れるフロー確認を実施した。

 災害対策本部では、発災当日の夜間までを、震災組織の立ち上げ、被害情報の収集・共有、全部署での被害様相の共通認識を形成といったシーンに分け、長期化に対応した体制構築の訓練を行なった。
 また各部署では、発災日の夜間体制や、2日目以降の人員ローテーション、社員の休息の確保など、長期化を見据える観点でプランを作成した。


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