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東急、プロロジスが連携し買い物代行サービス

東急線沿線エリアのラストワンマイル配送のイメージ

 東急(株)、プロロジス、ウィルポート(株)、(株)ジャストプランニングは24日、LINEミニアプリを活用した買い物代行サービス「東急ベルのおつかいサービス ハイベルさん」の本格運用を2月1日より開始すると発表した。東急線沿線エリアで展開する。

 かねてより、ラストワンマイル拠点の整備・運営ノウハウの提供をプロロジス、共同輸配送管理システムをウィルポートが提供。東急の既存拠点を配送拠点として活用し、東急ベルのベルキャストが配送を担うという一連のサービスをパッケージ化した「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」を運用してきた。今回新たな取り組みとして、このオープン型ラストワンマイル配送プラットフォームと、ジャストプランニングが提供する飲食・リテール業向けのオンライン注文プラットフォームを活用し、買い物代行などを提供する「シェアリング型配送」として開始する。

 東急ストア、東急百貨店の食材や日用品などの注文を受け付ける「東急ストアおつかいサービス」「東急百貨店おつかいサービス」、東急ホテルズや東急百貨店のお弁当などを注文できる「東急グルメモール」、東急線沿線の店舗が提供する商品を注文できる「東急沿線おつかいサービス」の3つのカテゴリーのサービスを提供する。いずれもLINEからハイベルさんアプリを起動し、好きな店を選択、商品選択・決済後に商品を自宅に届けるという流れ。
 これまでは「荷主の倉庫から配送拠点に届いた荷物を仕分け・配送する「センター出荷型配送」、荷主の店舗にある荷物を東急ベルが配送する「リアル店舗出荷型配送」を行なっていたが、今回、買い物代行などのラストワンマイル配送を行なう「シェアリング型配送」も加え、ラストワンマイル配送を実施する。

 今後参画企業を拡大し、生活必需品をはじめとした取り扱い商品を増やしていくことで、日常生活をさらに支援できるサービスを目指す。また、今後も4社での協業を進めることで、物流業界全体が抱えるドライバー不足などの課題を解決し、地域での効率的な配送網確立を進める。


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