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UR、九州女子大学生提案のリノベ住戸

完成住戸の例(新しく小上がりを設置)

 (独)都市再生機構(UR都市機構)九州支社はこのほど、「UR梅ノ木団地」(福岡県遠賀郡、総戸数710戸)において、学校法人福原学園九州女子大学の学生が企画立案したリノベーション住戸の募集を開始する。

 同団地は、JR鹿児島本線「水巻」駅徒歩約30分に立地。間取りは1DK~3K。床面積42~63平方メートル。管理開始から約40年が経過し、間取り等が現在のニーズに合わなくなっていたことから、両者が連携し、団地活性化のために、リノベーションを実施した。

 同大学家政学部人間生活学科教授の佐久間 治氏が指導するゼミの学生が、若年層をターゲットにした「住みたい部屋」のリノベーションプランを提案。UR都市機構が、学生が提案したプランをもとに2戸を改修した。

 「小さな空間で至福のひと時を」をコンセプトとした住戸は、開放感のある間取りに小上がりを採用し、特別な空間を演出。間取り1LDK、面積58平方メートル。賃料は5万3,700円。「お仕事×推しごと」をコンセプトとした住戸は、壁一面に棚を設置することで、好きなモノに囲まれた生活ができる間取りを採用。間取り2LDK、面積58平方メートル。賃料は5万3,400円。

 内覧会は2月9日に実施する。入居募集開始は2月13日から。

完成住戸の例(壁一面に新しく棚や折り畳み机を設置)


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