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新築小規模木造戸建て価格、首都圏は反転下落

 (株)東京カンテイは9日、2023年1月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は5,231万円(前月比1.0%下落)と、反転下落した。都県別では、東京都が6,456万円(同2.5%下落)と反転下落。神奈川県は4,719万円(同0.3%上昇)と、上昇を維持した。千葉県は4,573万円(同7.0%上昇)と反転上昇、埼玉県は4,329万円(同0.1%下落)と反転下落。小規模戸建て価格は、22年11月に軒並み下落したが、12月には多くが反転上昇。1月はさらに下落前の水準に近付いている。

 近畿圏は3,787万円(同0.9%上昇)と反転上昇。主要府県別では、大阪府が3,607万円(同0.3%下落)と3ヵ月連続の下落。兵庫県は4,309万円(同3.3%上昇)と、6ヵ月連続の上昇となった。京都府は3,605万円(同6.0%下落)と反転下落。近畿圏の価格は22年11月から下落傾向にあったものの、兵庫県は上昇を続け、1月は近畿圏全体でプラスに転じた。

 中部圏は3,908万円(同0.8%下落)、愛知県は3,944万円(同1.6%下落)と、いずれも反転下落。前月に反転した上昇基調は維持されず、再び下落となった。


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