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住友林業、英国不動産市場へ本格参入

ロンドンで建築中の6階建て木造オフィス(イメージ)

 住友林業(株)は14日、英国不動産開発会社Bywater Properties(以下、「Bywater」)の創業者と、合弁会社Bywater SFC Holdings、Bywater SFC Management、Bywater SFC Investmentsの3社(以下、「Bywater SFC」)を設立したと発表。英国不動産市場に本格参入する。

 同社は2022年2月、英国現地法人Sumirin UKを設立し、Bywaterと共同でロンドン市内に質量や体積の大きな木材を使った「マスティンバー」建築の6階建て木造オフィスビルを建設している。今後は、Bywater SFCが「Bywater」のブランド名で不動産開発を行なう。環境に配慮した不動産開発やマスティンバー等を用いた中大規模木造建築を推進し、すでに不動産開発事業を展開している米、豪、アジアで事業を拡大するとともに、欧州を中心とした新規市場の開拓を進めていく。

 併せて、省エネ・創エネ、再生可能エネルギー利用、炭素クレジットによるオフセット等を組み合わせ「ネットゼロカーボン建築」の普及も推進する。


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